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躁うつ病とうつ

全く違う躁うつ病とうつ病

躁うつ病(双極性障害)とうつ(病)という概念は、本質的には全く別のものです。

躁うつ病は医学的にはうつと同じ「気分障害」というジャンルに入ります。しかし、うつ病は「うつ」の
症状だけが起こる病気ですが、双極性障害は「躁」と「うつ」の症状を繰り返します。

実際のところうつも双極性障害も「うつ」の症状はほぼ同じであるため区別がつきにくく、診断が難しい病気
とされています。うつは「うつを良くする」ことが治療(改善)の目標ですが、双極性障害では、「躁とうつ
の波をどうやって小さくするか」が治療目標となります。

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うつと双極性障害ではこのように治療目標が違いますので、投薬される薬も異なります。うつ病では主に「抗
うつ薬」が処方されますが、双極性障害では主に「精神安定剤」や「抗精神病薬」が処方されます。双極性障
害であるのにうつの治療を続けた場合、効果が低いだけならまだしも、症状が悪化する、特に躁とうつとの繰
り返しが激しくなる恐れがありますので、注意が必要です。

よく間違われるのですが、「気分が変わりやすい」「気まぐれ」だから躁うつ病だというものではありません。
一般の方の気分変動が4〜6程度としたら、躁うつ病場合は、タイプや人にもよりますが、その数倍以上に
なるという説があるくらいです。最近では慢性疲労症候群やADHDという症状も知られていますが、実際
区別するのは時間をかけないと難しいといえるでしょう。

躁期とは、ふだんは1000ccのエンジンがその時だけ5000ccの力が出るようなものです。しかし、人間
の身体ですからすぐにエネルギーを使い果たし、どうにもならなくなってエンジン停止となるのがうつ期の状
態です。ADHDの場合もハイなのは同じですが、躁うつ病の場合ははるかに限界を超える度合いが高いとい
えます。うつ期の場合にも同じことが言えるようです。

たとえば、躁の時期には自分では絶好調だと信じているのですが、実際には自分でコントロールできず、病気
だという認識(病識)もないので、治療や入院も拒否しがちです。無駄な買い物をしまくったり、自分より強い
人に併記でケンカをふっかけたりします。ところが、うつになると、躁の時のことを思い出して自己嫌悪に陥
ったり、妄想などが出てくるので、将来を悲観し、最悪の場合には自殺を図ったりします。

周りから見れば、「意志が弱い」「怠け者」のように見えますが、それは全く違い、本人の責任とは言えない
のです。なぜなら、ストレスなどが主な原因ではなく(きっかけにはなりますが)、脳内の神経伝達の異常に
よって引き起こされる病気だからです。ですから、薬物治療が主になります。

躁とうつを繰り返すといっても、境目がはっきりしてる人とそうでない人がいますし、症状や周期も人によって
いろいろです。躁とうつの期間もそれぞれですが、一般に躁の方が短いようです。

原因は現在のところはっきりとしません。ADHDなどとも間違いやすい症状なのでカウンセリングだけでの
対応は難しいですが、より多くの視点から考える必要があるでしょう。